2022年7月下旬。関東地方の最高気温が37℃を記録した週末。少しでも涼を求めて会津地方に今シーズン初のソロキャンプへ!キャンプでは今回初めて燻製料理にチャレンジしました。
キャンプの醍醐味といえば、アウトドアならではの料理を作り、自然の中でおいしく食べる事ですよね。今回は自分の持っているキャンプギアを使い、お手軽に燻製料理に初挑戦する記事になっています。今回は有料のキャンプ場にて燻製・バーベキュー・焚火などを楽しみました。キャンプ初心者必見の内容です。
※キャンプギアの説明は次の項目でしております。
燻製料理を作るために使用するキャンプギアの紹介
燻製料理を作るために使うキャンプギアです。キャンプギアとはキャンプで使う道具の事です。
※毎度お馴染みになりますが、LODGEのスキレットを燻製器として使います。後述しますが、燻製をするための熱源はカセットコンロを使います。アウトドアでの使用を目的としたイワタニ製カセットコンロ「タフまる」はとても便利です。
- LODGEのスキレット・スキレットフタ
- さくらスモークチップ(SOTO500g)
- スチール網
- アルミ箔
- 水分を取るキッチンペーパー
- イワタニカセットコンロ「タフまる」
カルディ購入「カマンベールチーズ」燻製の作り方
今回制作する燻製は「熱燻(ねっくん)」です。熱燻は80℃~140℃の高い温度で10分程燻して完成です。比較的簡単に出来る事から初心者向けとされています。
燻製は低い温度で時間を掛けて行う、「温燻(おんくん)と冷燻(れいくん)」という方法もありますが今回は「熱燻(ねっくん)」のご紹介です。
カマンベールチーズ燻製が出来るまで
カルディ購入のカマンベールチーズの外に包んでいる紙を剥がし、ナイフで6等分にカットします。
LOGDEのスキレットにアルミ箔を置き、その上にさくらスモークチップを大さじ3杯程乗せる。
食材を並べるので、スチールの網を置く(100均の鍋敷きを2枚使いました)
※スモークチップの量は目分量で良いと思います。今回初回なので素材に応じて適切なスモークチップの量が分かりましたらお知らせします。入門編は「さくら」が良いようです。
慣れてくると「なら」「くぬぎ」など素材に応じたスモークチップを試してみるのも良いですね!
LOGDEのスキレットに火を掛けて、スモークチップから煙を出す。熱燻の場合直接スモークチップに火を付ける事はせずに、カセットコンロ等の熱源を用いて燻しましょう。
※今回の失敗その1
燻製を作るに当たり、当初炭火を使用しようと準備をしましたが、火力が不十分だったのでイワタニカセットコンロ「タフまる」を使って燻していきます。イワタニカセットコンロ「タフまる」は、名前の通り、ダッチオーブンなど重量20㎏の重量物まで対応し、外側の風防が2つついている為、風の影響も受けにくいので、アウトドアで使う事を想定したギアになります。購入から4年ほど使っておりますが、火力も強くとても使いやすいカセットコンロです。専用のケースも付いているので携帯するにも◎です。
気を取り直しカセットコンロ「タフまる」に火を掛けて、中火で3分程でさくらスモークチップから煙が出てくる。先ほど用意した「カマンベールチーズ」をスキレットに並べ、フタをする。ポイントは、煙をカマンベールチーズが浴びやすいように、少し離して並べる事です。
おいしい燻製を作る際のポイント
カセットコンロの中火で10分間燻す。正確に時間管理したいのでスマホのタイマーで計測しましょう。
満を持して10分後、フタを開けると黄金色に燻された「カマンベールチーズ」が登場。
初挑戦でこれは上出来だと思います。一口かじってみると、中は白いですが、スモークチップのスモーキーな香りが「カマンベールチーズ」を纏ってとても美味しかったです。
カルディ購入「フルーツ&ナッツミックス・メープルくるみ」の燻製を作る
2番目にチャレンジしたのは、カルディ「フルーツ&ナッツミックス・メープルくるみ」の燻製です。
100円ショップで購入した大きめのアルミカップにカルディ「フルーツ&ナッツミックス・メープルくるみ」を入れLODGEのスキレットに並べる。
この時はスモークチップは交換しませんでしたが、しっかり燻製をする為にも「さくらスモークチップ」はその都度交換した方が良いですね。
カセットコンロを中火にして10分間燻し、10分後香ばしい匂いと共にフタを開けると・・・
ナッツ類を燻製する時に注意するポイント
※今回の失敗その2
あれ?くるみが焦げ焦げになっていました。メープルシロップが過熱されて溶けて焦げてしまう事態が発生。素焼きのくるみならこんな事にはならないはずなのですが・・・
ただ、1個食べてみると温かい内は、メープル味のカリカリのお菓子を食べているようで、香ばしくて美味しかったです。ただ、底の方はメープルシロップが解けて少し炭化していたのでやはりおススメは出来ませんね。
もう一つの「フルーツ&ナッツミックス」の方は、焦げもせずドライフルーツの水分もしっかり抜けてとてもおいしく頂きました。
燻製はお酒のおつまみにもピッタリ
ここで燻製が2種類出来たので、燻製料理にピッタリのお酒の用意をします。
山の中の高級バーのおつまみの完成です。
スーパーのお買い得品で「エビとタラ」の海鮮燻製を作ってみる。
移動中に立ち寄った栃木県内のスーパー「ベイシアさくら氏家店」にて少量でお買い得の「エビとタラ」を手に入れました。開店後すぐだったので、切り身にした残りなどが沢山ありました。今回はソロキャンプなのでこのような少量パックの販売は歓迎です。
※なお、右隣の川場ファームの山賊焼きと牛タンスモークは時間の都合上調理出来ませんでした。
燻製も3回目なので、手順は先ほどと同様。
LOGDEのスキレットの「さくらスモークチップ」を交換する。
魚介類を燻製する際のポイント
魚介は水分が多いので、クッキングペーパーに一度並べて、塩を振り10分程放置する。
※本当は魚介などの素材は吊るし網などに入れて、数時間風乾燥をしっかりして、水分を切った上で燻製をするとおいしく出来ると言われています。
さくらスモークチップから煙が出たのを確認してスキレットの網に直接エビとタラを並べる。前回同様カセットコンロ中火で10分間加熱します。
10分後燻されてザ・海鮮燻製の出来上がり。タラの水分も抜けていてもう少し燻すとカリカリおつまみになりそうです。エビは頭からぱりぱりと食べる事が出来大成功でした。
初めて燻製を作ってみての感想
今回初挑戦で「カマンベールチーズ」「フルーツ&ナッツミックスとメープルシロップくるみ」「エビとタラの海鮮」の3種類の燻製を作りました。課題は沢山あったものの初回にしては良い出来だったように思います。
燻製する際の注意点
燻製をする際には、素材はシンプルな物が良いです。今回良かれと思ってメープルシロップ入りのくるみを燻製しましたが、焦げでしまい本来の燻製とのイメージにはならなかったので、次回は味の付いていないシンプルな素のナッツで再挑戦してみたいと思います。
初めて燻製を作った考察
今回は初回だったので最低限の持ち合わせの道具で作りました。LODGEのスキレットでも燻製を作る事が出来るのが証明出来たのが今回の大きな収穫です。本当に「焼く・炒める・煮る・燻す」と何にでも使える万能ツールですね!更に好きになりました。
今回燻製に挑戦してみて、意外と手軽に出来る印象を持ちました。次にやる時には本格的な燻製キットが欲しくなってしまいました。(ここがキャンプの道具沼にハマる所です)段ボールを使い1,000円程度で購入出来る簡易的なキットも販売されていますが、アルマイト製の本格的な物が良いですね。寸胴タイプのあまり大きすぎる物は荷物の邪魔になってしまうので、ソロでも使える小型のもので探してみたいと思います。
今回ソロキャンプ第1弾の「初めてLODGEのスキレットで3種類の燻製を作ってみた」の記事でした。第2弾は”地元で調達した美味しいラム肉で炭火ジンギスカンの作り方の紹介”になります。下記をご覧下さい。
夏本番で密を避ける事の出来るソロキャンプはコロナ禍でおススメです。今後使いやすいキャンプギアの紹介についてもしていきたいと思います。
いつもご覧いただきありがとうございます。次の記事も楽しみにして下さい。
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